通算8機目、量産5号機となる2008号機で、当初から航空自衛隊の機体として納入されましたが、導入当初は初:人員輸送機タイプのYS-11Pとして納入され、機体前方部分にはラウンジが設けられるなど、現在小牧に展示背れている#152とほぼ同等の仕様で納入されました。
1992年に飛行点検機として改造され、現在は入間にある飛行点検隊で飛行点検機として運用されています。
初期に製造された機体であるため、初期仕様の部分が多く、またYS-11のなかで現在登録され飛行可能な状態にある機体では1番古い機体となっています。
ノーズギア。
YS-11は不整地運用を考慮して設計されている為大きめのサスペンションを備えています。
ウィンドウシールドはエンジンスタート時にサインを出す際に使用するためまどが開くように設計されています。
重厚感があるノーズ。
エンジンはMk542-10初期型を搭載している機体で、エンジン換装もされていないため現在もこのエンジンを搭載しています。
手記型のためデアイサーブーツの代わりにヒーターが搭載されている為、ブーツが前縁になく、代わりにヒーターのためのエアインティークを備えています。
世界最大の人力飛行機といわれる同機。
舵が重いため、軽減するためのスプリングタブが装備されているのが特徴です。
APUを持たないYS-11ではGPUによる電源供給が必要となり、そのためのチョークカバーがレドームのすぐ後ろ側にあります。
非常口は下側に開口するようになっています。
形状もフラッシュタイプのものとはかなり異なります。
初期タイプの特徴である小さなプラグ式のドアが特徴で、油圧による自動式ドアクローザが後付けされています。
自動タラップもあとから取り付けられたもので、当時は備えていませんでした。
来年には後継機の導入も予定されており、先も長くないと思われる機体であり、鹿屋基地に展示された今回の機会も貴重な撮影機会となるでしょう。
今後の活躍も記録していきたいと思います。
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