2023年8月25日金曜日

2023.8/25 RJNA

 

久々の青空小牧です。


CH-47J #490


2023 夏。

F-15DJ #089

2023年8月12日土曜日

2023.8/12 RCTP

帰国する前に少しだけ桃園で撮影
丁度スターラックスのA321が離陸するところでした。

2023.8/12 RCMQ 清泉崗基地航空嘉年華

2019年より約4年ぶりに台湾で基地開放が実施されました。
今年の開催地は台中・清泉崗空軍基地
清泉崗空軍基地は日本軍の豊原西・公館飛行場にはじまり、戦後は米空軍の拠点基地として、現在嘉手納にいる18WGのF-4をはじめKC-135やB-52など多数の機体が配備されていました。現在も米空軍の広大な敷地を持っているため、正門からはシャトルバスにてエプロンへ向かう形をとっています。
米空軍撤退後は中華民国空軍の第3大隊が置かれ、F-104を運用。中でも第7中隊・28中隊には空自の中古のF-104J/DJが配備されていたこともあります。
IDFの最初の基地となった台中基地には7・8・28作戦隊が置かれていましたが、2005年に8作戦隊が解散・再編され現在は7・28作戦隊が置かれています。
また陸軍基地も併設されており、AH-1Wが配備されています。
滑走路を挟んで向かい側には民間空港とAIDCの工場が隣接しており、国際線の機体のほかIDF・AJT・F-16のテストフライトが行われています。

まずは地上展示。
地元CCKより3聯隊、28作戦隊のF-CK-1D(IDF)。
複座は珍しくCCK開放限定で台中のロービジが地上展示となっていました。
こういったホスト基地ならではの展示は最近の基地開放でのその日のお楽しみでもあります。
装備されている萬劍は台南に引き続きの展示でしたがホスト基地がIDFでない開放には果たして展示されるのでしょうか。

ほぼ毎年参加の台南1聯隊のハイビジ機。今年も単座の1443がカラフルでかっこいい尾翼を並べてくれます。
コロナ後すぐにラウンデルと部隊マークがハイビジ化され、9作戦隊のマークがフルカラーで鮮やかに復活しました。
この角度では見えませんが主翼のラウンデルもハイビジ化。マーキングがハイビジになったことで、尾翼と一体的に全体のハイビジ感が強くなり、デモを行う同じIDFの3聯隊のハイビジに負けない完成度になってきました。
タンク2本にTC-1を4本装備する、対空仕様の展示。
かっこいい色付きだけに、3聯隊のハイビジとともにこのまま末永く維持していただきたいものです。

新竹・2聯隊のミラージュ2000-5EI。2043はノーマル塗装の展示。
ローカルではよく見るミラージュロービジですが、色付きが多い地上展示でハンガー外にロービジが展示されるのは、2017年以降はなく、貴重な機会となりました。
タンク内側にMICAミサイル、外側にR550 Magicを装備しています。
エプロンが広いため複座の色付きは遠い場所に展示されていました。
複座を含め毎回尾翼を塗りなおしているようで、毎年異なる機体が展示されています。今回は2062が展示機としてハイビジになっています。
同じく対空仕様での展示でした。

F-16は2機とも花蓮・5聯隊のF-16AMが展示、なぜか2機とも単座でした。
以前は鮮やかな太陽を描き入れたハイビジも居ましたが、F-16V化されたされた後はハイビジ化された機体は今のところ存在していません。
また各部隊マークは省略されており、配備が完了し成軍した後に描き入れられるのか注目です。
6707と6692。2機ともAIM-9とAIM-120を装備。こちらも空対空仕様で展示されていました。

岡山・空軍官校よりAT-3。サンダータイガー仕様でない学校マークの機体が展示されています。
台東7聯隊のF-5E/Fの更新が完了されると次はこのAT-3が更新されることになっており、先はそう長くない機体です。
0860は35中隊向けに納入された機体の1機。

今回初展示となった台東・7聯隊のT-BE5(AJT)勇鷲。1108が展示されていました。
IDFと同じ設計を母機としながらカーボン製の翼などが再設計されており、アフターバーナーが省略されるなど練習機に合わせた設計変更が行われています。
ロールアウト時はハウスカラー(テスターカラー)とも思いましたがまさかのこのまま採用。
鮮やかでカッコいい塗装を纏うこの機体は台湾の空に新しい風を吹かせてくれるでしょう。

同じく空軍官校のT-34C。コロナ以来久々の再会でした。
相変わらずオレンジと黒のカッコいい塗装で、初等練習機ながら強烈なインパクトを与えてくれます。
松山・専機隊で運用しているBeech1900。嘉儀に引き続き飛行点検しようのオレンジ色の機体が展示されていました。
嘉儀で展示されていた機体とは異なる1912が展示。

嘉儀・4聯隊・救護隊で運用中の陸軍からリース中されたUH-60Mも展示。
前回台南で展示された934同様、ラウンデルがハイビジに変更されています。

ハンガーの中にもIDFが4機展示されています。
奥の機体が台中CCKの3聯隊の機体。そして手前の機体が台南の1聯隊の機体。
通常異なる聯隊の機体が並ぶ機会はなく、このように異なる尾翼デザインのロービジ2機が会う貴重な機会が設けられ、IDFファンの心をくすぐらせてくれました。
奥の3聯隊の機体が上、1435。手前の1聯隊の機体が下、1503でした。
はじめに台南の機体が昇展1号計画にて改修された際に登場したのが下のデザイン。
ソロデモのハイビジが登場したのちに昇展2号計画台中の機体が改修された際に上のロービジバージョンが登場、IDF25周年を記念して台南鷲のハイビジが登場。
現在ではそれぞれの鷲のデザインが所属基地の聯隊のいわばシンボル(聯隊カラー)となっており、世界的にも珍しい尾翼全体のデザインが聯隊で違うケースとなっています。

反対側のハンガーにはもう2機のIDFが展示されていました。

3聯隊の1439。
もう1機は同じく3聯隊・7作戦隊の1405。この機体は同じC型ながら初期生産機で、
キャノピーの仕様が異なり複座同様の開き方を採用、窓が3ピースとなっており印象が異なります。
この仕様はPre-Productionと呼ばれていて台中のみに少数配備されています。

その他写真はありませんが、屏東・6聯隊よりC-130、P-3C、E-2Kが展示されていました
特筆すべきはP-3Cで、例年は34中隊の機体が展示されている所今年は33中隊の機体が展示。
いつかはハイビジの展示も期待したいところです。

地上展示も例年なく多い内容ですが、IDFのローカルを含むフライトも行われます。

いつも通りまずは招待者を乗せた屏東・6聯隊のC-130Hが着陸。
魅力的な東南アジア迷彩の機体です。

続いてIDFのフライト。まずは5機による圧巻のタキシングで幕開けです。
28作戦隊のF-CK-1C、1608。TC-1を装備しています。
台南に引き続き、念願のロービジIDFのグランドレベルのタキシング。
普段タキシングの撮影ポイントがないCCKにおいて、このようなクリアなタキシングのチャンスは貴重です。

同じく28作戦隊のF-CK-1C、1410。
IDFの尾翼は左右非対称の迷彩なのですが、迷彩にそのまま鷹を描き入れた台南のデザインとは異なり、台中の尾翼はデモカラーをそのままロービジにしているためデザインが変わりません。

7作戦隊のF-CK-1D、1629。この1629と1504はF-CK-1A/B型の改修機ではなく、翔昇専案のデモ機であった機体を再度量産化し納入されたもの。
1629は以前10006というシリアルで、青い塗装にCFTを装備した外観でした。

28作戦隊・1418。IDFの圧縮のタキシングはものすごくカッコいいです。

28作戦隊の部隊マークが機種に描かれています。
この部隊マークは第2次大戦時の義勇部隊のマークをそのまま採用。ただしハットの文字は28作戦隊を示す28に変更されています。
同じく28作戦隊の1426。ローカルでは7作戦隊の機体をよく見ますが、今日は28作戦隊の機体が多いです。

IDFの真横。F-16の双発版などと言われることもありますが実際はとてもスリムなボディ。
少し小型の機体なのでキャノピーがその分大きく映り癖になるバランスに仕上がっています。

離陸。手前が1608、奥が1410です。
CCKはエプロンから滑走路の距離が離れているため、非常に厳しい環境です。

続いて1629と1418のフォーメーション
5機の中で翔昇改修機の1629のみが狼マークの7作戦隊所属でした。

最後に1426がシングルで離陸。

程なくして5機のIDFによるフォーメーションが衝場。
3聯隊ロービジ5機という新鮮さ、格好良さがIDFマニアの血をくすぐります。

IDFが着陸した後すぐに雷虎小組の曲技飛行展示が始まります。
T-BE5に更新されたらこの雷虎も機種更新ということになり、
AT-3のデモフライトもあと数年になってしまいます。
まずはおなじみの集合演目でご挨拶。
こちらもお馴染みの外ターン。赤・白・青のスモークが鮮やかです。

雷虎は通常7機での演目となります。
今回はこれまでにない新演目が追加されていました。
ブルーインパルスで言う、ツリーローパスでしょうか。6機がダーティ形態で正面から迫る演目。
ライト点灯+スモークというパターンはなかったため、非常に新鮮でした。

少し空が白くなってきました。
お馴染みの展開演目。雲はありましたが縦系の演目も行ってくれます。

AT-3の新塗装・各国のアクロチームを意識したような塗装になっていますが、訓練機もすべてこの塗装を纏っています。

最後は7機集合でダーティローパス。もちろん新演目なのですがこれがとても高度の低いパスで、驚いてしまいました。

演目が終わりタキシングするAT-3x7機。圧巻です。
0811。雷虎に使用される機体は毎度スモークオイルの装備のほかに尾翼の文字が雷虎に変更されます。

0849、機体は専用というわけではなく、毎度変更されます。

0839。
0844
0846
0820
ラストは0828でした。

間髪入れずにIDFのソロデモが始まります。今回は1428が担当。
先ほどまでロービジばかりでしたが、赤い尾翼のハイビジカラーで登場したソロデモ機。
台南の金色の鷲と同じくハイビジ+赤い尾翼で非常に完成度の高い機体です。

IDFの背中・左右で塗装が大きく異なります。
ストレーキからベイパーが出ています。湿度の多い台湾ではよくデモフライトでベイパーが出ます。
腹も左右非対称の迷彩を採用
台中の1427・1428と台南の1443・1624はラウンデルもハイビジで、青に白い太陽が目立ち美しいです
背面飛行のデモ。
鮮やかな赤い尾翼が地元台中の空に輝きます。
この機体はローカルもしますが、基地開放はいつもタンクのないすっきりした形態でデモを行います。
ベイパーを出しながらターン。
滑走路が遠いため見応えないかな、とも思いましたが
滑走路からセンターを外してデモをしてくれるので比較的近くで見ることが出来ます。
最後は会場にお腹であいさつ。
着陸後エプロンに来るときにもう一度タキシングしてくれます。
朝タキシングしたロービジの機体のハイビジ版のデザインで、部隊マークは3聯隊のマークがカラーで描き入れられています。
この機体のほか1427もこの塗装のため、現在台中の作戦隊ハイビジ部隊マークを入れた機体は残念ながら存在しません。

続けて新竹・2聯隊のミラージュ2000がタキシング。
相変わらず圧縮の角度が絵になる飛行機です。
デモを担当するのはミラージュ導入20周年のスペマ機。
これまでは20周年になぞらえて2020が担当してきましたが、今回は新しく塗られた2023が担当します。

続けて嘉儀・4聯隊のF-16AM(V)がタキシング元々は814空戦勝利80周年記念塗装の6609→6635がデモ機でしたが、V化されて以降スペマ・色付きは出ておらず今回が6666が担当。
以前にも何度か予備機として裏に待機していた機体に抜擢されていましたが、
出番はなくスペマでデモを無事行っていたため、この機体でデモを見るのは初めてです

新竹・2聯隊、ミラージュ2000のデモが始まりました。
何とTWYをセンターでショーを行っています。

いつもに増して近い演目、広いエプロンの真ん中で綺麗に見えたのではないでしょうか。
雲の合間の青空にミラージュのデルタ翼が飛び込みます。
低速飛行のデモ。
背中を見せてくれます。
ミラージュ2000のスペマはラウンデルがロービジのまま、これは登場時から変更はありません
背面には何も描いてません。新しく塗りなおしたので、わざわざ描くこともないんでしょう。。
タイのJAS-39、ドイツのEF2000、フランスのラファール…いろいろなデルタ翼を見る機会がありましたが、カナード無し、エンジンが真横に着くこの機体は改めてみても非常に魅力的なフォルムです。
カナードがなくてもこれだけの機動を見せてくれます。
アジアでこれが見れるのも本当にありがたいです。

台湾のミラージュ2000は空中給油装置がないため原型に増してスマートな印象を受ける機体。
2023は今年塗られたスペマで、おそらく2023年にちなんで塗られたと思われます。
新しく塗られたため、以前の薄いタイプではなく濃い青で塗られた新色タイプ。
シリアルを年号に合わせる粋な演出は来年も続けられるのでしょうか。

最後は嘉儀・4聯隊のF-16AMのデモ。
今年からは晴れて改修機でのデモフライトとなります。

背中多めのデモ、まだ改修されたばかりで塗装がIRAN直後のようにきれいです。
ラウンデルもロービジながらはっきり書かれています。
背中多めのF-16のデモ。背中大好き日本人にはありがたいデモです。

ナイスショーでした。
今回は着陸が見れないのでドラッグシュート展開の展示はありませんでした。

F-16AM 6666が戻ってきました。フィンバンドは22TFGとあり、この機体が22作戦隊の機体とわかります。裏は全機4TFWの文字になっています
花蓮に先立ち嘉儀の4聯隊は既に成軍しているものの、やはり部隊マークの描き入れはされていません。
またハイビジやスペマも今のところ登場しておらず、あれだけカラフルだったF-16も今では嘉儀・花蓮含めて色付きが1機も存在していないことになります。
情勢も厳しくなっており「尾翼に色を付ける」行為には今は抵抗があるかもしれませんが、また台湾の空を16の色付き機たちがカラフルに彩ってくれる日を願わずにはいられません。

間髪入れずAJTのフォーメーションが衝場。
これだけAJTのカッコいいデザインがそろうとアクロチームのよう。
これが将来スモークを出して飛ぶ日が待ち遠しいです。

続いてミラージュ2000のフォーメーション。
デルタ翼のシルエットが美しいです。

午後のフライトに向けてIDF8機が離陸します。1410と1601。
フォーメーションでの離陸はあまりローカルでもなく、貴重な機会でした。
続けて1436と1411。
青空の中のロービジIDFが最高に美しいです。

5聯隊のF-16AMのフォーメーションが通過。
岡山、花蓮、台東まではF-16のフォーメーションは5聯隊が担当していましたのでお馴染みのフォーメーションです。
F-16Vで塗られたばかりなため各機非常に綺麗です。

夏空の中マンダリンのATR-72が離陸。
台中は民間空港併設のため民間機も多数発着します。
B-16852は少しライトバンクで背中を見せてくれます
B-16857。同じくライトターン。美しいです。

最後はIDFによるお馴染みのブレイク。

1426の背中が僅かに見えました。
3聯隊のロービジ尾翼+タンク付きがデモフライトでない証拠です。

IDFのブレイク後の捻り、左右で異なるカウンターシェードを持つ珍しい迷彩。
背中を見ると非常によくわかります。