2022年1月11日火曜日

211系0番台

 


国鉄末期、205系と共に革新的な通勤電車として登場した211系。
その第一編成と第二編成は名古屋近郊で少数派として活躍していました。

一見5000番台と変わらない外観ではあるが、車内に入ると様相は全く異なる。
ボックスシートが並ぶ車内は通勤電車の顔の5000番台とは異なり113系や119系のような、国鉄形車両の旅情もにわかに感じる。

本当の”網棚”となっているのもこの車両が5000番台より古くに作られた証。
その下には座席番号のシールが並ぶ。

車端部の表記は119系などと同様の国鉄スタイルだ。


ボックスシートの座り心地は119系や113系のそれとは異なる改善されたのも。
バケットで仕切られたワインレッドのシートには国鉄車両譲りの手すりが備わる。

日本全国の新しい近郊通勤車両のスタンダードとして登場した211系の第一編成と第二編成であったが、保存されることなく、あっさり解体されてしまった。

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